東野イラッ!巨人、土壇場で追いつくも勝てず

[ 2011年7月1日 06:00 ]

<巨・ヤ>7回1死三塁、打者・青木で降板した先発・東野がグラブを投げつける

セ・リーグ 巨人4―4ヤクルト

(6月30日 東京D)
 巨人は土壇場で追いつくのが精いっぱいだった。2点を追う9回に阿部の右前打、脇谷の中犠飛で同点に追いついて2試合連続今季4度目の引き分け。負ければ5位転落の危機を免れた原監督は「よく追いついた。(阿部が)つないだり、決めたりすればチーム力が上がる」としたが、首位・ヤクルトとの7差を縮められず「本当は勝ちたかったんだけど」と悔しさを押し殺した。

 東野が6回1/3、3失点KO。5回に館山への四球でリズムを崩して逆転されるなど内容が悪く、降板後にグラブと帽子を一塁ベンチへ叩きつけていら立ちをあらわにした。「コメントできないね」と指揮官も苦渋の表情。打線も坂本が5打数無安打の淡泊な内容に、岡崎ヘッドコーチが「たまたま安打が出ていないわけでなく、内容も悪くなっている」と心配顔だった。6月は6勝11敗2分。7月反攻へ、投打の軸の復調は不可欠だ。

 ▼巨人・東野(6回1/3、3失点KO。4試合ぶりの白星ならず)四球からですね。(状態は)まずまずだったと思う。 

 ▼巨人・阿部(7回に4号右越えソロを放つなど11試合ぶり今季5度目のマルチ安打)ああいう追い上げができる。力はあるんだから。打者はみんな打ちたいと思っている。その歯車がかみ合ってないだけ。

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2011年7月1日のニュース