ダル15K完封!中田バックスクリーン弾で援護

[ 2011年5月10日 18:52 ]

楽天戦で今季初完封勝利をマークした日本ハム・ダルビッシュ

パ・リーグ 日本ハム2―0楽天

(5月10日 Kスタ宮城)
 日本ハムのダルビッシュが自己最多の15三振を奪い、今季初完封で4勝目。威力ある直球とスライダーで打者を圧倒し、6安打に封じた。打線は6回2死一塁から中田が中越え2ラン。楽天は岩隈が1球に泣き、今季初の4連敗。

 楽天・岩隈と日本ハム・ダルビッシュのパを代表するエースの投げ合い。初回はともに走者を出しながら無失点で切り抜けると、その後も5回までスコアボードに「0」を並べた。

 試合が動いたのは6回。2死から稲葉が左前打で出塁、6番・中田がバックスクリーンに飛び込む先制5号2ランを放ち、首位の日本ハムが先手を取った。中田は「打ったのはまっすぐだと思う。素晴らしいピッチャー同士の投げ合いなので、1点を先に取った方が有利にだから、何とか先に1点を取りたいなと思っていた。(直前に大ファウルがあったが)ああいうときこそ切り替えていかないといけない。大きな当たりを打てたことに満足していてはダメだから、逆に体が開かないように右方向を意識していました」と振り返った。

 エース同士の投げ合いは、その後も危なげないピッチングが続いて終盤へ進んだ。

 9回、楽天最後の攻撃。1死後、山崎が左越えへ大きな当たりも勢いが良すぎてシングルヒット。高須が三振の後、中村が落ちる球をうまく合わせて中前に運び2死一、三塁。そして打者は岩村。一発出れば逆転の場面とあってスタンドは大いに盛り上がったが、ダルビッシュが空振り三振に仕留めた。

 ダルビッシュは「仙台でいいピッチングを見せたいと思っていた。勝ててよかった」とホッとした表情。15奪三振については「終わってみるといい(ピッチング)と思うが、相手の打者もいいので苦しみながらでした」と振り返った。

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