左脇腹筋挫傷…医師は「意外と長くかかるかも」

[ 2011年5月10日 06:00 ]

斎藤、長期離脱

 左内腹斜筋の筋挫傷と診断されていることを考えれば、おそらくMRI(磁気共鳴画像装置)検査で筋断裂や血腫も見当たらなかったのだろう。それならばそんなに心配することはない。

 最初に炎症を取り、その後はなまった筋肉を元に戻すための作業を行うことになる。リハビリも特殊なものは必要ない。まずは何よりも痛みを取り除くことが先決だ。その間に運動することもできる。投手ならば投げるときに体幹をひねる動作で脇腹を痛めることが多いのだが、体をそんなにひねらなくても遠投ぐらいならばできるからだ。

 ただ、それでも一般的には復帰まで1カ月程度を要する。一度痛めてしまうと、その後も無意識に患部を気にしてしまうからだ。そうなると試合で全力投球することは難しくなる。それほどひどい症状ではないが、時間は意外と長くかかるかもしれない。(横浜南共済病院・山田勝久名誉医院長)

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2011年5月10日のニュース