好機で凡退 うつむく日大三の4番「初心者みたいなスイング」

[ 2011年4月2日 16:35 ]

第83回選抜高校野球準決勝 日大三2―9九州国際大付

(4月2日 甲子園)
 昨秋の明治神宮大会王者の日大三は、準々決勝では22安打13点を挙げた看板の強力打線が2点に抑え込まれ、決勝を前に敗退。小倉監督は「中盤に点を取っていかないとね。(九州国際大付の)三好君がいいところに投げていた」と完敗を認めた。

 「チャンスで点を取れなかった」と、指揮官が悔やんだのは5点を追う6回。1死二、三塁の好機で横尾が外角のスライダーで打ち取られた。この試合、無安打に終わった4番は「大きいのがほしいというのがあった。波を打って、初心者みたいなスイングだった」とうつむいた。

 3安打も実らなかった1番・高山は「野球はチームプレー。一人が打ってもつながらないと」と話した。横尾は「実力なんだと受け止めないと。不調では終われない」と力を込め、夏の雪辱を誓っていた。

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2011年4月2日のニュース