野田「投げ急いだ」転倒ボークの痛恨ミス

[ 2011年4月2日 06:00 ]

<鹿児島実・東海大相模>2回1死、一、三塁、打者・磯網の時、野田(左)がボーク

第83回選抜高校野球大会第10日 鹿児島実業0―2東海大相模

(4月1日 甲子園)
 1メートル67の鹿児島実(鹿児島)左腕エース野田にとっては痛恨のミスだった。2回1死一、三塁。投げようとした初球でマウンドに足を引っ掛けて転倒。投球できずにボークとなり先制点を失った。「気持ちのコントロールができず投げ急いだ」

 7回は高めへの制球ミスを犠飛にされて痛い追加点を喫した。3月31日付で、野球部を43年間見守ってきた73歳の久保克之総監督が勇退。名誉監督に就任した久保氏は「鹿実の伝統として語り継いでおかなければならない」と、74年夏の準々決勝について初めてナインに話をした。野田自身、特別な思いを胸に、気合を込めて臨んだ一戦だったが結果にはつながらなかった。それでも夏に向けての手応えはつかんだ。左腕は「昨夏や秋に比べて成長した姿は見せられたと思う」と前を向いた。

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2011年4月2日のニュース