新井会長「延期になった場合のアイデアは出てる」

[ 2011年3月18日 07:25 ]

選手会の要望が受け入れられず無念の表情で唇をかむ新井選手会長

 【新井選手会会長に聞く】

 ――パの12日延期の決断に関しては?

 楽天球団の選手のみなさん、家族が甚大な被害に遭って苦しい思いをしている。パリーグは延期して日程を組み直した。大変な中でそういう決断をしたんだと。

 ――パの12日延期は妥当か。

 分からない。まだ現在進行形なんで。ただ日程をずらすとなると大変。変えるのは大変なことですから。

 ――選手会として譲れない部分は。

 全部でしょう。電力もそうですし。

 ――ストライキの可能性はゼロではないか。

 可能性はゼロとは言えない。ヒアリングも終わっていない。選手がどういう反応を示すか。でもファンはそんなことを望んでいない。選手も望んでいない。選手会の主張として常識的なことを言ってるだけ。それでファンの方が悲しむストライキになる意味が分からないです。

 ――今後も話し合いで突き詰めてやっていくしかない?

 それも明日ヒアリングを聞いてから。

 ――時間がない。

 だから明日ヒアリングしてもらう。

 ――被災地に行けない今、試合をしてお金を動かして復興に貢献するという考え方は?

 そういう考え方もある。たとえば延期した期間チャリティーマッチをやるとか。案としてはある。延期になった場合のアイデアは出てる。

 ――3月25日へ準備を進めるという含みを持たせた姿勢は?

 はっきりしてほしいです。

 ――タイガース自体が3月25日に向かっていけるか。

 今は何とも言えないですね。

 ――ヒアリングを受けて次の意見を考えているか?

 いろんなケースを想定して考えてます。

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