松井4打数無安打…チームの闘志でも火は付かず

[ 2010年8月8日 06:00 ]

<エンゼルス・タイガース>6回、右飛に倒れガックリのエンゼルス・松井秀。この試合4打数無安打に終わった

 【エンゼルス4―2タイガース】エンゼルスの松井秀喜外野手(36)は6日(日本時間7日)、タイガース戦で4打数無安打。試合には勝ったが、8回の見逃し三振に、迫力を欠いた現在のゴジラの姿が象徴されていた。

 「いつも通り(打席に)入った。最後はボールだと思って見送った」
 8回1死。見逃し三振の判定に激怒したハンターが、球審を怒鳴り散らして即退場。抗議したソーシア監督も相次いで退場宣告を受けた。至近距離にいた5番打者は「言い争いはなかなか迫力があった」。しかし、その直後の打席では153キロの外角直球に見逃し三振。指揮官とチームリーダーの闘志も、そのバットに火をつけることはなかった。
 8月3試合で12打数1安打。一方で最近5試合で7三振と再びその数が急増している。原因は「自分では分からない」が、打つべき球をミスショットしたり見逃して陥る悪循環。現在は年間115三振ペースで、04年の自己ワースト103個を上回る。「打つべき球をしっかり打てば、もう少し結果は出てくる。まだ試合はある。これから上がればいい」。7日にも首位レンジャーズにマジック43が点灯する。時間はあまり残されていない。

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2010年8月8日のニュース