ラミ2発!気温とともに調子も上昇

[ 2010年6月24日 21:18 ]

4回巨人無死、ラミレスが左越えに同点ソロを放つ

 【巨人4-2ヤクルト】大好きな夏場を前に、主砲のバットが早くも上昇気配だ。巨人のラミレスが4月2日以来の1試合2本塁打。同点、勝ち越しと価値あるアーチで勝利に大きく貢献した。

 1本目は0―1の四回。初対戦の中沢の内角高めを左翼席へ。「カットボールにバットが最短距離で出た。いいスイング」と自画自賛の21号で流れを引き戻す。六回には真ん中のチェンジアップを再び左翼席へ22号。「ガッツ(小笠原)から『左方向にいい風が吹いている』という声が聞こえた。1試合2発は久しぶりなので気持ちいい」と背中の張りで2試合連続欠場の親友の助言も生かした。「ここ数日、風邪気味で体調が良くなかった」と言うが、そんなことを感じさせなかった。
 巨人移籍後の2年で打点王、首位打者を獲得し今年の目標は本塁打王。トップのブラゼルとは1本差とした。さらに、もう一つの大目標もくっきり視界にとらえる。王(巨人)を上回る8年連続100打点のプロ野球記録。今のペースで144試合に出れば、自己最多の137打点となる。「暖かくて、自分にはことし一番のベースボールウェザー」と話した背番号5。気温の上昇とともに、そのバットもホットになってきた。

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2010年6月24日のニュース