杉内“正夢回避”の10K完封!チームは3位浮上

[ 2010年4月10日 06:00 ]

今季初の完封勝利を飾った杉内

 【ソフトバンク6-0日本ハム】ソフトバンク・杉内が今季初完封勝利。9回2死、小谷野から10個目の三振を奪い、歴代10位タイとなる通算38度目の2ケタ奪三振をマークした。

 「実は昨夜、6失点KOされる夢を見た。正夢にならなくてよかった」。過去3試合は立ち上がりの失点を防ぐため、初回から全力投球。三振が多い半面、四球も多く、7回が最長だった。それでも「僕は常に全力。(このペースが)1年もつか分からないけれど(10月で)30歳なんで」。122球を投げ、心地よい疲労感を味わった。チームは3位に浮上。エースが加速させた勢いで連勝街道を突っ走る。

 <通算10度目の完封劇>杉内(ソ)が無四死球完封で今季3勝目。自身完封勝利は昨年6月21日横浜戦でマークして以来通算10度目。無四死球では07年3月28日楽天戦、08年5月10日日本ハム戦に次いで3度目だ。これで3月27日オリックス戦から14→12→10と3試合連続2ケタ奪三振。通算では38度目となり、川口(巨)と並び歴代10位タイに進出した。今季の杉内は28イニングを投げ40奪三振。9イニング換算の奪三振率は12・86と高く、三振を奪えなかったのは5イニングしかない。

 ▼ソフトバンク・イ・ボムホ(2―0の7回に来日初本塁打)直球を狙っていた。いつ試合に出られるか分からないので、1打席1打席を大事にしている。

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2010年4月10日のニュース