城島、豪快一発!甲子園1号が満塁本塁打

[ 2010年4月10日 19:06 ]

1回、満塁本塁打を放ち、先発の上園(左)に迎えられる阪神・城島

 【阪神5―1ヤクルト】連敗中の阪神にとって大きな、大きな一発だった。一回1死満塁で城島が由規の147キロを鋭く振り抜いた。センター方向に真っすぐに伸びた打球がフェンスを越えると、大歓声が響いた。

 城島の甲子園第1号は、マリナーズ時代の2007年7月以来、日米通算7本目となるグランドスラム。「甲子園の初本塁打でしたし、ゾノ(上園)にとっても非常にいい援護だったと思う」とお立ち台で満足そうに言った。
 ここ4試合は先制を許していた阪神が一回に機先を制した。1死二塁から鳥谷、金本の連打でまず1点。続く新井が四球を選び、打席に入ったのが城島だった。「あの打席の勝因は新井の四球です。いけいけのムードで打ちたいところで低めの球をよく我慢してくれた」と外野フライでも得点できる状況をおぜん立てした同学年の同僚を持ち上げた。
 ただ、追加点が奪えなかった打線は頭が痛い。二回からはわずか1安打。真弓監督は「一回に5点を取ってくれて試合が楽になった」と言いながらも「勢いがついていかないのはその後に点が取れないから」と苦言を呈した。豪快なアーチの華々しさとは裏腹に、つながらない打線への解決策は見つからないままだ。

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2010年4月10日のニュース