東洋大、新4番の一振り!昨秋王者から勝ち点1

[ 2010年4月10日 06:00 ]

 東都大学野球第1週第3日は9日、神宮で1試合が行われ、東洋大が新副将に就任した鈴木大地内野手(3年)の先制ソロなどで、昨秋王者の立正大に2―0と完封勝ち。対戦成績を2勝1敗とし、勝ち点1を挙げた。立正大は連敗で、開幕週は好スタートを切ることができなかった。

 <東洋大>新4番の一振りで王者を粉砕した。3回2死から鈴木大が大村の直球を右翼席へ運ぶ先制アーチ。今季から副将の3年生は「ライトフライと思ったけど入ってよかった」と声を弾ませた。両親が88年ソウル五輪100メートル背泳ぎ金メダリストの鈴木大地さんから命名。3日の激励会で突然高橋監督から副将に指名され驚いたという。就任39年目で初めて3年生を副将に任命した指揮官は「鈴木は元気がある。あと2人鈴木がいればいいな」と初勝ち点にご満悦だった。

 <立正大>昨秋優勝校が開幕週からいきなりつまずいた。東洋大の乾、鹿沼の継投の前にわずか5安打。三塁も踏めず、2試合連続の零敗を喫した。6日と8日に先発したドラフト1位候補の南やこの日登板した大村ら3投手は悪くないだけに、打線が課題。伊藤監督は「空振りが多すぎる。力みがあるしメンバーを入れ替えないと」と大なたを振るうことも示唆。試合がない次週に立て直しを急ぎ、第3週の中大戦(20日)に臨む。

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2010年4月10日のニュース