原監督が大差に猛ゲキ!直後9回攻撃で4点

[ 2010年3月28日 06:00 ]

<巨・ヤ>3回無死一、二塁、デントナ(左奥)に左越え3ランを浴びるゴンザレス

 【巨人5―10ヤクルト】巨人・原監督がベンチを出た。7点の大量リードを許して迎えた9回。マウンド上には山口の先発転向で、中継ぎ陣唯一の左腕となった金刃がいた。無死一塁。打席の武内が1ストライク2ボールとなったところで、指揮官はマウンドに向かった。

 打者に対して逃げるような投球を見せていた左腕に「点差が開いているんだから思い切って腕を振れ」と猛ゲキ。金刃の闘争心が目覚めた。武内を中飛に仕留め、次打者ガイエルの初球に力んですっぽ抜けた球が顔面付近を通過。あわや乱闘という一幕もあったが、開幕2戦目で早くも自らマウンドに足を運んだ指揮官の姿にナインの気持ちは引き締まった。
 直後の攻撃。7回の守備から途中出場していた新人・長野は中前にプロ初安打。開幕から9打席無安打だった坂本にも1号3ランが飛び出した。結果だけを見れば9回の4点は焼け石に水だが、原監督は「長野?思い切りの良さが出ている。坂本?チームにとっても本人にとってもきっかけになる1本」と収穫を口にした。98年以来の開幕連勝はならなかったが、リーグ4連覇に向けてどんな試合でも手綱は緩めない。

続きを表示

2010年3月28日のニュース