今季のハム1勝目は木田!投球もトークも熟練の技

[ 2010年3月23日 06:00 ]

2回から5イニングを無失点に抑えた木田

 【日本ハム16-5ソフトバンク】41歳の熱投が、雪のちらつく札幌を熱くした。日本ハム・木田が2回から緊急登板し、5回を無失点。移籍初勝利が梨田監督通算500勝、そして自身の日米通算70勝の節目に重なった。

 「毎回高橋君が大丈夫ですか?っていう顔でボールを渡してくれて…。40すぎに気を使ってくれる良いチームですね」。お立ち台でも熟練のトーク術で球場を爆笑の渦に巻き込んだ。
 先発のケッペルが左脇腹を痛めて1回で降板し「裏にコーヒーを飲みにいったら呼ばれた」という。味方の攻撃時間が長かったことも幸いしたが、長年の経験とオフやキャンプも無休で練習してきた地道な努力がチームに今季初勝利をもたらした。札幌で乗ったタクシーの運転手に解説者と間違われ「札幌の方々にまだ現役ということを認識してもらうのが目標」と苦笑い。19年目のベテランはまだまだ輝きを放つ。

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2010年3月23日のニュース