五十嵐「欲が出た 悪循環」

[ 2010年3月23日 16:27 ]

ナショナルズ戦の7回に登板、1回2安打2四球1失点で投げ終えたメッツ・五十嵐

 メッツの五十嵐亮太投手は22日、フロリダ州ビエラでのナショナルズ戦に3―6の七回から3番手で登板、2安打2四球で1回1失点だった。勝敗やセーブはつかない。チームは5―7で敗れた。

 より高いものを目指してフォームを変えた。それが裏目に出た。五十嵐は「良くなると思って、欲が出た。悪循環だった」と1回1失点の結果に反省した。
 角度をつけようと、投げ下ろす投球フォームに微調整。ただ、肩の開きが早くなり、直球はシュート回転した。変化球もいわゆる「抜け球」が目立った。いきなりの2連打で1点を失い、さらに2四球。併殺打を打たせて“傷口”は最小限にとどめた。だが、本人は苦笑するばかり。連投となる23日(日本時間24日)は「前のイメージで投げたい。前回の投球をします」と言った。
 米国でも直球勝負へのこだわりは強い。試行錯誤のわけは「上を目指して、強い球を投げたいと思っている」から。この時期なら思い切ったこともできる。(共同)

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2010年3月23日のニュース