ワイルドカード争い ナはロ軍とジ軍が激戦 アはレイズが…

[ 2009年9月3日 15:51 ]

 9月に入り、米大リーグのワイルドカード(最高勝率2位球団)争いが佳境に入ってきた。独走が目立つ各地区の首位争いとは違い、ワイルドカードは混戦。プレーオフの切符を手にするのはどのチームか。

 ナ・リーグは、ともに西地区で首位ドジャースを追うロッキーズとジャイアンツが激しく競り合う。1ゲーム差でワイルドカード争いをリードするロッキーズは主軸ヘルトンが好調を維持。コントレラスをホワイトソックスから獲得し、課題の先発投手補強を図った。
 ジャイアンツはリーグを代表する2人の右腕リンスカム、ケーンが引っ張る。レッドソックスからペニーを加えて先発陣はさらに厚みが増した。直接対決はジャイアンツの8勝7敗とほぼ互角。今月中旬には両者がぶつかる3連戦もあり、デッドヒートは続きそうだ。
 ア・リーグはレッドソックスが最有力。東地区ではヤンキースに離されているが、ワイルドカードを争うレンジャーズと比べれば、総合力で分がある。
 面白いのはレイズだろう。昨季ア・リーグを制したチームは終盤の戦いに自信を持つ。バランスの取れたチームに岩村が復帰し、攻守ともに戦力アップ。勢いに乗れば、逆転の可能性は十分にある。(共同)

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2009年9月3日のニュース