超速!中田に全国規模後援会発足へ

[ 2008年1月5日 06:00 ]

 日本ハムのドラフト1巡目ルーキー・中田翔外野手(18=大阪桐蔭)の個人後援会が2月にも発足することになった。小、中学校時代に所属した地元・広島の鯉城リトルシニア関係者が中心となって準備を進めている。新人のシーズン前の後援会発足は異例。ネット上で会員を募集する案も浮上しており、怪物スラッガーにふさわしい全国規模の組織となりそうだ。

 怪物スラッガーに早くも個人後援会ができる。小、中学校時代に中田を指導した鯉城リトルシニアの恩師・国吉和夫事務局長(53)は「今、詳細を決めているところ。2月のキャンプまでには間に合うようにしたいと思っている」と説明した。

 プロ入りと同時に後援会が発足するのは異例のことだ。昨年、新人王になった“マー君”こと楽天・田中でさえ地元の兵庫・伊丹市に後援会ができたのはシーズン終了後の12月。チームのエース・ダルビッシュにもまだ後援会はない。

 すでに全国区の知名度を持つ中田だけに後援会発足となれば多くのファンから問い合わせが殺到することが予想される。そこで鯉城リトルシニアの公式サイトで会員を募集する案が浮上。関係者は「応援していただけるのはありがたい。高額な会費を取ったりせずに、みんなで応援していきたい。会報みたいなものも作っていければ」と“全国規模のファンクラブ”に発展する可能性を示した。募集要項などの詳細が決まればサイトにアップする予定だという。

 また春季キャンプ応援ツアーの計画も進められており、国吉事務局長は「ここまで来たのは自分の力だけではない。感謝の気持ちだけは忘れずやってもらいたい。とにかく1軍に上がって新人王を目指せ」とゲキを飛ばした。地元の期待を一身に背負う中田は、5日に自主トレを再開。プロとしてのスタートを切る。

 ≪梨田監督 中田育成は放任主義≫札幌市役所を表敬訪問した梨田監督が、中田の育成方法について“放任主義”の方針を示した。高校通算87発の怪物に対して「紅白戦、練習試合、オープン戦で壁にぶつかったとしても、コーチと話し合いながら好きなようにやらせてあげたい」と話した。短所の矯正よりも長所を伸ばすことに重点を置き「北海道のようにでっかく育ってほしいね」と期待した。

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2008年1月5日のニュース