【二所ノ関親方 真眼】若隆景 体重差感じさせない力強い寄り 100点に近い内容

[ 2026年5月12日 04:58 ]

大相撲夏場所2日目 ( 2026年5月11日    両国国技館 )

<夏場所2日目>国技館から引き揚げる若隆景
Photo By 代表撮影

 琴桜を会心の相撲で寄り切った若隆景は右の下手を引けたのが勝因になりました。低い姿勢で当たった立ち合いも良かった。加えて下手をがっちり取って体を密着させ、相手に隙を与えない体勢をつくれたのも効果的でした。空間ができてしまうと2本入れたり、体を寄せてくるのがうまい大関にも反撃の余地があったが、それをさせなかった。上位相手には深い下手と上手の両方の引きつけが大事になります。体重差を感じさせない力強い寄り。100点に近い内容ですね。小兵で何度もケガに泣かされてきましたが、上位に定着できているのは下からの意識を常に持ち続け、実践しているからです。

 三役に戻った場所でモチベーションも相当高いと思われます。右肘の不安は抱えているものの、それを克服する技術と精神力を備えているのが若隆景。優勝経験もあるだけに混戦模様の場所を大いに盛り上げてほしいものです。(元横綱・稀勢の里)

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