藤凌駕“まげ旋風”だ!ざんばら卒業23歳ホープ連勝発進 183キロの体ぶつけ豪快突き落とし

[ 2026年5月12日 05:00 ]

大相撲夏場所2日目 ( 2026年5月11日    両国国技館 )

<夏場所2日目>若ノ勝を突き落としで破る藤凌駕(左)(撮影・田中 和也)
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 入幕2場所目の幕尻・藤凌駕が新入幕・若ノ勝を突き落とし、連勝発進した。拓大から入門8場所目の23歳はようやく結えたちょんまげでの旋風を予感させる。横綱・豊昇龍が右太腿裏の負傷で休場し、2横綱1大関不在となる中、2場所連続優勝を狙う大関復帰の霧島は平幕・義ノ富士を突き落とし、2連勝。若隆景と高安の小結勢も連勝した。

 ざんばら髪を卒業し、今場所からちょんまげを結った藤凌駕が前へ出た。20秒近く若ノ勝の突き押しを食いながら183キロの体をぶつけて応戦。右足が俵にかかった瞬間、右手からの豪快な突き落としが決まった。「慌てて出ると向こうペース。自分のペースを乱さず取りました」

 12本の懸賞金が懸かった中入り最初の一番。激しい取組中も頭はクールだった。NHKの大相撲中継で解説した師匠・藤島親方(元大関・武双山)の前で連勝発進。「お褒めの言葉はもらえないと思うけれど、それも愛だと思ってやりたい」と前向きだった。

 入幕2場所目。春巡業では横綱・豊昇龍や大関・霧島からぶつかり稽古で鍛えられた。再確認したのは目指すべき取り口。「師匠のような激しい突き押しが取れればいい」。7勝8敗で負け越した3月の新入幕場所での経験もあり「自分が一番弱いと思ってやった」と初心に立ち返った。

 ちょんまげ姿で初めて本場所土俵に上がった前日、「ようやく本物のお相撲さんになれた」と喜びを語った。目指すは“武双山2世”。初めて関取で舞い戻る地元での名古屋場所(7月12日初日、IGアリーナ)へつなげたい。

 ◇藤凌駕 雅治(ふじりょうが・まさはる=本名五島雅治)2003年(平15)2月27日生まれ、愛知県春日井市出身の23歳。日本人の父とフィリピン出身の母を持つ。小学4年から相撲を始め、箕島高3年時に全国高校選手権8強。拓大4年時に全日本選手権3位。藤島部屋に入門し、幕下最下位格付け出しで昨年春場所初土俵。今年春場所で新入幕。得意は押し。1メートル80、183キロ。

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