【玉ノ井親方 視点】尊富士は良い時の状態に戻っている 全勝の金峰山との9日目の対戦が楽しみだ

[ 2025年1月19日 19:25 ]

大相撲初場所8日目   ○金峰山(寄り切り)玉鷲●、○尊富士(押し倒し)北の若 ( 2025年1月19日    両国国技館 )

<大相撲初場所8日目>北の若(右)を押し倒しで下す尊富士(撮影・藤山 由理)
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 平幕の金峰山が、幕内の勝ち越し一番乗りを決めた。

 相手は今場所、好調な玉鷲だったが、立ち合いの当たりも前に出る圧力も金峰山の方が上回っていた。土俵際でいなされてバランスを崩しそうになるが、すぐに立て直した。右を差して左も入れ、もろ差しになって寄り切った。横から攻められても芯がブレない強さがあった。

 金峰山の良さは、どんな相手でも前傾姿勢が変わらないところ。1メートル95と上背のある体をかがめて、小柄な力士に対しても、低い姿勢で押す相撲を取っている。突きの方向が下から上になるので、相手はどうしても上体が起き上がってしまう。

 中日を無傷で折り返したことで、後半戦は上位との対戦も十分にありそうだ。

 その金峰山とあす9日目に対戦するのが尊富士だ。

 先場所幕内に復帰して2桁勝利を挙げた。今場所もここまで良い内容で1敗をキープしている。

 北の若戦も休まず前に出る相撲で一気に土俵を走った。

 相手が肩を痛めていて、右を差せななかったためアドバンテージはあった。だが、北の若の肩が問題なかったとしても、尊富士の突進力を止めるのは簡単ではなかっただろう。

 立ち合いで当たってからの前に出るスピードと圧力は、良い時の状態に戻っている感じだ。

 20日の金峰山との一番が楽しみだ。
(元大関・栃東)

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