スピードスケートに21歳新星! 吉田雪乃が女子500メートル日本勢3季ぶりV「信じられない」

[ 2024年11月23日 04:35 ]

スピードスケートW杯第1戦第1日 ( 2024年11月22日    長野市エムウェーブ )

女子500メートルで優勝し、表彰式で手を振る吉田雪乃
Photo By 共同

 女子500メートルで吉田雪乃(21=寿広)が37秒74で初優勝した。この種目で日本勢がW杯を制覇したのは21年11月の小平奈緒以来3季ぶりとなった。女子1500メートルは世界記録保持者の高木美帆(30=TOKIOインカラミ)が1分55秒02で優勝した。1000メートルなどと合わせてW杯通算30勝目。男子500メートルは日本記録保持者の新濱立也(28=高崎健康福祉大職)が34秒58で3位に入り、森重航(24=オカモトグループ)は8位だった。

 下馬評を覆す展開に会場がどよめいた。女子500メートルで21歳の吉田が無我夢中でゴールすると、電光掲示板の表示は37秒74。「自分のタイムはどれだろう」と、確認してしまうほどの好記録に目を丸くした。目立った実績のない伏兵が、世界のトップ選手が集う舞台で大きくアピールした。

 得意の100メートルを全体2位の10秒46で通過して勢いに乗り、大きなミスなく駆け抜けた。後に滑った北京五輪覇者のジャクソン(米国)ら強豪が振るわず、初勝利が決まった瞬間は「信じられない」。客席から降り注ぐ拍手に初々しく頭を下げた。

 盛岡市出身。陸上との掛け持ちから、岩手・盛岡工高入学後にスケート一本に絞った。22年に世界ジュニア選手権の1000メートルを制するなど期待を集め、昨季は初めてW杯を経験。今も故郷を拠点に力を伸ばしている。

 女子500メートルの日本勢は小平が2季前に引退してから低迷が続くだけに、五輪へ久々に明るい結果だ。伸び盛りのスプリンターは「戦える位置にいると分かった。ここからが勝負」と新たな時代を切り開く。

この記事のフォト

「高木美帆」特集記事

「羽生結弦」特集記事

スポーツの2024年11月23日のニュース