馬場咲希 人生初がハマった!新パターで4位浮上 ツアー初のプロデビュー戦Vへ「優勝争いうれしい」

[ 2024年10月13日 04:00 ]

女子ゴルフツアー 富士通レディース第2日 ( 2024年10月12日    千葉県 東急セブンハンドレッドC=6697ヤード、パー72 )

<富士通レディース2024第2日>18番、バーディートライする馬場咲希(撮影・会津 智海)
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 3打差7位から出た22年全米女子アマ覇者の馬場咲希(19=サントリー)が6バーディー、2ボギーの68と伸ばし、通算9アンダーで首位と1打差の4位に浮上した。ツアー初となるプロデビュー戦での優勝を狙う。通算10アンダーの首位には古江彩佳(24=富士通)、昨年覇者の桜井心那(20=ニトリ)、高橋彩華(26=東芝)が並んだ。

 人生初がハマった。イーブンパーで迎えた4番。右から左に曲がる8メートルの下りのスネークラインをねじ込んだバーディーから馬場の快進撃が始まった。試合で初めて投入したマレット型パターで、次々とチャンスを沈めて68。優勝をはっきりと視界に捉え、デビュー戦最終日を迎える。

 「ショットがもう少し良ければというホールが何個かあったけれど、その中でちゃんと60台で上がってこられたのは凄く良かった」

 2日連続の29パットとグリーン上の安定が上位争いの要因だ。帰国後、父・哲也さん(49)が都内の自宅からテーラーメイドのパターを持参。開幕前日に試し、即投入を決めた。アマ時代を含めて試合で大型マレットを使用するのは初めて。重心がヘッド後方にあるためアッパーブローに打つことができ、「今の自分に合っている」(馬場)と明かす。

 プロ1年目の今季は米下部ツアーを主戦場に選び、単身渡米。今大会が日本プロデビュー戦となった。開幕3日前に帰国する強行軍ながら、飛行機搭乗時から日本時間に合わせて時差調整を行うなど体調を整えてきた。時差のある米国で戦う経験を生かしている。

 「たくさんのギャラリーさんの前で優勝争いに参加できるのはうれしい」。プロテスト合格後、初戦での優勝となればツアー初の快挙。全米女子アマ制覇という偉業を成し遂げた19歳だから、やってのける予感がする。 (中村 文香)

《古江 首位タイ》 エビアン選手権覇者の古江が12位からこの日ベストの66と猛チャージで首位に並んだ。ボギーなしで6バーディーを奪い「ショットを修正できて、チャンスにつけられることも多かった」と納得の表情だった。アマ優勝を果たした19年をはじめ、ここまで3度制した今大会は相性抜群。「どれだけリズムをつくっていけるか」と、日本人ツアー最多に並ぶ同一大会4度目の制覇を狙う。

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