柔道78キロ超級・素根輝が準々決勝で敗戦…連覇の夢破れる 左脚を痛め引きずる 敗者復活戦へ

[ 2024年8月2日 19:34 ]

パリ五輪第8日 柔道 ( 2024年8月2日    シャンドマルス・アリーナ )

<パリ五輪 柔道>女子78キロ超級、準々決勝で敗れる素根輝(撮影・平嶋 理子)
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 女子78キロ超級の素根輝(24=パーク24)が2日、準々決勝でカイラ・エジェミル(トルコ)に敗れ、連覇の夢は破れた。意地の銅メダル獲得へ、敗者復活戦に回る。

 痛めた左脚を引きずって畳を下りた素根。連覇は成し遂げられなかった。激闘となった。自身だけ指導2つを持って延長戦へ。我慢比べの中、相手コーチは何度も指導3つ目を訴え怒声を審判に浴びせ退場。会場が騒然となる中、5分48秒、上四方固めで技ありを奪われ敗れた。

 1回戦に続き気合の入った表情の素根は、組手の引き合いから圧力に押される場面もあったが、3分34秒、大内刈りで技ありを奪い勝利をつかみ取った。

 素根がノーシードからの連覇へ順調な滑り出しを見せた。前日軽量129キロの相手の圧力に負けず、積極的に技を仕掛け続けた素根は、3分すぎに浮き落としで技ありを奪うと、そのまま抑え込み。3分26秒、合わせ技一本で初戦を突破した。

 ◇素根 輝(そね・あきら)2000年(平12)7月9日生まれ、福岡県出身の24歳。福岡・南筑高卒。環太平洋大を20年7月で自主退学し、21年4月からパーク24所属。並行して日大にも通う。7歳から柔道を始め、中2、3で全国中学校大会を連覇。高2だった17年選抜体重別選手権で初の日本一。18、19年に全日本女子選手権を連覇し、同年の世界選手権は初出場で初優勝。21年東京五輪金メダル。

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