十両・水戸龍がモンゴル出身学生横綱対決制す「前ミツ取らせないように」狙い通りの速攻で阿武剋に完勝

[ 2024年7月18日 20:22 ]

大相撲名古屋場所5日目  ( 2024年7月18日    愛知・ドルフィンズアリーナ )

<大相撲名古屋場所・第5日>阿武剋を寄り切りに破る水戸龍(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 西十両3枚目の水戸龍(30=錦戸部屋)が、西十両筆頭の阿武剋(24=阿武松部屋)を破って3勝2敗で白星先行とした。

 立ち合い左前ミツ狙いの相手に対し、体当たりから左の強烈な押しではじいて右差し。相手を正面に捉えて体重197キロの巨体を生かして休まず前に出て、左右どちらもまわしを取らないまま寄り切った。「前ミツ取ったら強いし距離を取られたら前さばきもうまい」と警戒した相手の長所を出させない作戦。「前ミツを取らせないようにはじいて」と狙い通りの速攻で底力を示した。

 ともに元学生横綱。日大のトゥルボルド(水戸龍)は2016年にモンゴル出身初の学生横綱に輝き、その6年後に日体大のチョイジルスレン(阿武剋)も同じく全国学生選手権を制した。同郷の学生横綱の“後輩”に貫禄を示す勝利。「俺が最初か~」と少し誇らしそうにしながらも「だから負けられないとかそういうのはない」と相変わらずひょうひょうとしていた。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2024年7月18日のニュース