桐生、山県が豪に遠征 3月にレース出場予定 相乗効果を期待

[ 2017年2月22日 21:28 ]

出発前に肩を組む桐生祥秀(左)と山県亮太
Photo By 共同

 陸上のリオデジャネイロ五輪男子400メートルリレー銀メダルの桐生祥秀(東洋大)と山県亮太(セイコーホールディングス)が22日、オーストラリア遠征の出発前に成田空港で取材に応じ、桐生は「ダッシュ系とか一緒にできたら楽しいと思う。(山県は)安定性が僕とは全然違うので学びたい」と同じ場所で練習する相乗効果を期待した。

 東洋大の合宿にも部分的に参加する山県は「いい練習になると思ったと同時に緊張感が高い」と意識し、桐生の「爆発力」を吸収したいそうで「どういう体の使い方をしているか。細かく勉強できたら」と言った。

 6月の日本選手権、8月の世界選手権(ロンドン)を見据える2人は3月に現地の大会に出場予定。中盤以降の走りを意識する桐生は今季初戦に向け「試合でしか試せない自分の課題があると思うので試したい」。トップスピード強化を目指す山県は「シーズンの流れをつかめるように内容も伴ったものにしたい。(100メートルで9秒台を)出すなら今年だろうと思っている」と話した。

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2017年2月22日のニュース