有村 米撤退後出直し戦“自分らしく”9日開幕サントリーL

[ 2016年6月9日 05:30 ]

練習グリーンで調整する有村智恵

 米ツアー撤退後の初試合に臨む有村智恵(28=日本ヒューレット・パッカード)が一から出直す。女子ゴルフのサントリー・レディス(六甲国際GC、神戸市)開幕前日の8日、プロアマ戦に出場。今後の戦いについて「毎回、毎回、トーナメント戦のような感じでいきたい」と誓った。

 通算13勝ながら、今はシード外だ。過去の優勝資格で日本女子プロ選手権と日本女子オープンに出場できるものの、後は主催者推薦に頼るしかない。現状で出場できるのは、ここを入れて最大9試合。増やすためには、優勝するか3位以内に入るしかない。常にV争いが至上命題だ。

 「スケジュールがどうなるか分からない。タフな戦いになる」

 13年から参戦した米ツアーは成績を残せず、今季は米下部ツアーが主戦場だった。4月に地元・熊本でのツアーに出るために帰国。そこで地震に遭ったことが引き金となり、米撤退を決めた。「(宮里)藍さんには“自分らしくいられるところが一番”と言われている。その言葉を考えて決断した」。東北高校の先輩のエールを胸に、這い上がる。

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