七戸&原沢、欧州遠征同時派遣 100キロ超級代表レース横一線

[ 2015年12月19日 05:30 ]

欧州遠征に同時派遣される男子100キロ超級の七戸(左)と原沢

 全日本柔道連盟は、来年2月の欧州遠征の派遣選手を発表した。最も規模の大きなグランドスラム(GS)パリ大会の男子100キロ超級には、リオ五輪代表を争う七戸龍(27=九州電力)、原沢久喜(23=日本中央競馬会)の両選手が同時出場することになった。

 2年連続世界選手権銀メダルの七戸に対し、原沢は今年の国際大会で負けなしと急成長を遂げた。6日のGS東京大会では直接対決を制して優勝し、代表レースは横一線の状態となった。

 強化委員会はGSパリに同時派遣することで、4月の全日本選抜体重別選手権、体重無差別の全日本選手権と残る3大会全てで2人を競わせる方針。GSパリ大会には絶対王者テディ・リネール(26=フランス)参戦の可能性もある。リネール相手にどこまで戦えるかは五輪金メダルを狙う上で重要な試金石。いずれかがリネールに勝つようなことがあれば、その時点で当確ランプがともりそうだ。

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