女王・松本、今年は「疑」五輪イヤーに向けては「念」の一字

[ 2015年12月19日 20:04 ]

強化合宿で練習する中村美里(左)と松本薫=味の素ナショナルトレーニングセンター

 柔道の日本女子は19日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を報道陣に公開し、ロンドン五輪57キロ級金メダルで世界女王の松本薫(ベネシード)、52キロ級で世界選手権優勝の中村美里(三井住友海上)らリオデジャネイロ五輪代表候補が乱取りなどで汗を流した。

 松本は今年を表す漢字一文字を問われると「疑」と答え「自分の全てを疑い、やっていることを一から考え直した」と説明。五輪2連覇を狙う来年に向けては「念」の一字を挙げ「私の柔道がやっと定まってきた。疑ってきたことを信じ、念じていこうと思った」と気合を入れた。正月は「五輪イヤーなので気持ちを切らしたくない」と、故郷の金沢市に帰省しないという。

 中村は「体力面は完成しつつあり、後は技術面だけ」と余裕の表情。来年2月の欧州遠征は、試合に出ず合宿のみに参加して調整する。

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2015年12月19日のニュース