ナダルまさかの3回戦敗退…2セット先取も世界32位に逆転負け

[ 2015年9月5日 14:31 ]

フォニーニとの3回戦でリターンをするナダル(AP)

 テニスの全米オープン第5日が4日に行われ、男子シングルス3回戦で世界ランク8位のラファエル・ナダル(29=スペイン)が同32位のファビオ・フォニーニ(28=イタリア)に6―3、6―4、4―6、3―6、4―6で逆転負けを喫する波乱があった。ナダルは2005年以来の3回戦敗退となった。

 6―3、6―4で第1、第2セットを連取したナダル。このままストレート勝ちかと思われたが、第3、第4セットをフォニーニに連取され勝負は最終セットまでつれこんだ。そして、フォニーニの勢いに飲まれたナダルは最終セットを4―6で落とし、3回戦で姿を消した。

 ナダルは10年、13年の全米オープン覇者。クレーコートで圧倒的な強さを誇るため“赤土の王者”の異名を持つが、故障の影響などで昨季後半のほとんどを欠場。今季も得意の全仏オープンで連覇を逃すなど調子を崩している。また、先月14日のロジャーズ杯では初めて錦織圭(25=日清食品)に敗れた。

 ナダルがフォニーニに敗れたのはこれで今季3度目。昨年までの対戦成績はナダルの4勝1敗だったが、今年に入ってからは2月と4月の大会でフォニーニに敗戦を喫している。

 第7シードのダビド・フェレール(スペイン)も敗れた。第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)、昨年優勝のマリン・チリッチ(クロアチア)は順当に勝ち上がった。女子第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)も4回戦に進んだ。

続きを表示

この記事のフォト

2015年9月5日のニュース