34歳石田 自己最高7位「ラッキー」風強まる前にスタート

[ 2015年2月25日 05:30 ]

距離女子10キロフリー 力走する石田正子

 ノルディックスキーの世界選手権第6日は24日、スウェーデン・ファルンで距離女子10キロフリーが行われ、石田正子(JR北海道)が26分11秒3でこの大会の個人種目では自己最高の7位に入った。小林由貴(岐阜日野自動車)も26分21秒3で11位と健闘。ハロッテ・カッラ(スウェーデン)が25分8秒8で優勝した。スタート順が遅かった有力選手は雪が強まる悪条件で振るわず、世界選手権14個目の金メダルを目指したマリット・ビョルゲン(ノルウェー)は31位に終わった。

 日本の距離の第一人者が自己最高順位をマークした。34歳の石田は雪が本格的に強まる前にスタートし、終盤にやや失速したが7位。「かなりラッキーだったと思う」と振り返った。

 これまでは09年大会の10キロクラシカルでの8位が最高。運にも恵まれたとはいえ、課題のフリー走法で07年の女子スプリント5位の夏見円に次ぐ好成績を残したのは地力の証明でもある。28日の30キロクラシカルは、10年バンクーバー五輪で5位に入った得意種目。「いいチームワークでやれば、いいところにいけると思う」と自信をのぞかせた。

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2015年2月25日のニュース