遠藤 今度は“おひな様抱っこ”ディナーショーでお内裏様に

[ 2015年2月25日 05:30 ]

ファンの求めで幼児を抱っこしての写真撮影に応じるも、大泣きされて苦笑いの遠藤

 幕内の人気力士、遠藤(24=追手風部屋)が“おひな様抱っこ”パワーで奮闘する。大相撲春場所(3月8日初日、大阪市ボディメーカーコロシアム)を前に、桃の節句の来月3日に宿舎のある大阪府堺市で、力士としては異例のディナーショーに出演する。両国国技館に専用の顔抜きパネルが設置されるほど人気の「お姫様抱っこ」も実演。ファンとの交流で熱い応援を体感し、本場所での奮闘につなげる。

 角界きってのイケメンが、適役のお内裏様になる。本場所直前のPR活動といえば、自治体首長への表敬訪問、警察署や消防署の一日署長などが一般的。そんな中、遠藤は宿舎がある堺市のレストラン「デリシャスダイニングサカイ」で3月3日に開催されるディナーショーに出演する。ひな祭りにちなみ、大人気の「お姫様抱っこ」改め「おひな様抱っこ」もメニューに組み込まれた。

 同店は昨年、一昨年と当時の春場所担当部長・貴乃花親方(元横綱)を招いたイベントを実施して大盛況だったという。今年もファンのツボを心得た企画で申し込みが殺到。予定の100人がほぼ埋まり、約30人の追加枠を設ける見込みだ。

 主役はやる気満々と思いきや「えっ!ディナーショーなんですか?えっ!それ(お姫様抱っこ)もあるんですか?」。イベントの詳細をこの日まで知らなかった様子だが、ファンとの交流に熱心な人気者は、すぐに本領を発揮。「本場所のPRにつながり、盛り上がってくれればうれしい」と意気込んだ。

 13年春場所のデビューから丸2年が経過。ついに本場所で大銀杏(いちょう)姿を披露する可能性がある。「ちょうど2年ですから。(大銀杏で)やりたい気持ちはあります。こればっかりはどうしようもないけど」。髪が伸びるのは気長に待つしかないだけに、番付を上げる努力、稽古に精進する構えだ。

 「先場所は負け越したし、去年の春場所も負け越した。目標はまず勝ち越しです」と謙虚に奮闘を誓った。西前頭5枚目で上位と対戦する可能性が低い今場所は星を伸ばすチャンス。ファンの後押しも受け、初の三役昇進を目指していく。 

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