白鵬、来日15年目「あっという間」日本とモンゴルに「感謝」

[ 2014年10月26日 05:30 ]

満員のファンの前で不知火型の土俵入りを見せた白鵬。この日で来日15年目となった

 大相撲広島巡業は25日、広島市東区スポーツセンターで行われた。来日15年目の節目の日を迎えた横綱・白鵬(29=宮城野部屋)は「ワオー、ワオー。早いね。今思えばあっという間だね」と驚きの声を上げた。

 日本での14年間を振り返りながら「15年は本当に早い。(モンゴルの)大地で生まれて日本で育った。記憶があるのは日本の方が長い。日本とモンゴルと2つの国で活躍することはそうできることではない。感謝しています」と感慨深げに話した。

 九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)では「日本の父」として尊敬する大鵬に並ぶ史上最多32度目の優勝が目標となる。「31度の優勝を(入門時に)62キロの少年がやれると誰が思ったか。相撲の神様に認められたのかな。これからも相撲の神様を喜ばせて社会貢献したい」と気持ちを新たにする。

 長い巡業の疲れからか、この日は土俵下に姿を見せたものの、何もせずに引き揚げた。26日に山口県防府市で巡業を打ち上げ、決戦の地である福岡に乗り込む。

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2014年10月26日のニュース