年寄名跡証書 熊ケ谷、鳴戸は提出 春日山は「裁判の推移見守る」

[ 2014年1月9日 17:27 ]

 日本相撲協会は9日、東京・両国国技館で臨時の理事会と評議員会を開き、親方衆らに提出を義務付けた年寄名跡証書について、受け渡しをめぐって前保有者と係争中の春日山親方(元幕内浜錦)を除いて出そろったことが報告された。

 未提出だった熊ケ谷親方(元十両金親)が9日午前に出した。田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)の名跡変更で空いていた「鳴戸」も、2011年11月に急逝した先代親方(元横綱隆の里)の遺族が7日に提出した。玉ノ井広報部副部長(元大関栃東)は「春日山については裁判の推移を見守る」と話した。

 公益財団法人への移行を申請してまだ認定を受けていない相撲協会は、2月1日で切れる理事ら役員の任期を、移行後の新法人で最初の評議員会が開催されるまで延期することも決めた。認定が想定より遅れており、2月1日以降にずれ込めば協会運営に支障をきたす恐れがあるため。

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2014年1月9日のニュース