旗手の木村 涙の銀!五輪の吉田に続き「役割を果たせた」

[ 2012年9月5日 06:00 ]

男子100メートル平泳ぎ(SB11)で獲得した銀メダルを手に笑顔の木村敬一

 ロンドン・パラリンピック第6日は3日、五輪スタジアムなどで行われ、開会式で旗手を務めた木村敬一(東京都)が競泳の男子100メートル平泳ぎ(視覚障害SB11)で銀メダルを獲得した。競泳の男子50メートル平泳ぎ(運動機能障害SB3)の鈴木孝幸(東京都)が、前日の150メートル個人メドレー(同SM4)に続いて銅メダルを獲得。女子100メートル背泳ぎ(視覚障害S11)金メダルの秋山里奈(神奈川県)は100メートル平泳ぎ(同SB11)で7位だった。

 銀メダルを獲得した木村は「本当に水泳をやってきてよかった。このためにやってきた」と目に涙を浮かべた。スタート前に気持ちを落ち着かせるように大きな深呼吸。「出し惜しみをしてもしようがない」と、前半から全力で飛ばした。折り返してからはフォームも崩れ気味。無我夢中に突き進み、2位争いを何とか制した。開会式では日本代表の旗手を務めた。重責を担った21歳は「五輪でも(旗手の)吉田さんが金メダルを獲った。僕も結果を出せて役割を果たせた」と、正々堂々と言い切った。

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2012年9月5日のニュース