加藤16位、総合5位に後退/スピードスケートW杯最終戦

[ 2012年3月10日 01:06 ]

 スピードスケートのワールドカップ(W杯)最終戦、ベルリン大会は9日、ベルリンで開幕し、男子500メートルで加藤条治(日本電産サンキョー)は35秒51の16位と振るわず、10日の1レースを残して種目別総合で2位から5位に後退した。

 ジェイミー・グレグ(カナダ)が35秒06で優勝。長島圭一郎(日本電産サンキョー)は35秒40で13位、及川佑(大和ハウス)は35秒49で15位だった。

 女子3000メートルはマルティナ・サブリコバ(チェコ)が4分3秒14で制し、穂積雅子(ダイチ)は4分10秒14で7位。同500メートルは小平奈緒(相沢病院)が38秒64で9位、辻麻希(十六銀行)は38秒75で11位。于静(中国)が37秒94で今季6勝目を挙げた。

 ▼小平奈緒の話 うまく体が反応していない。滑りのイメージは固まってきているので(世界距離別選手権に向けて)焦らずに体の状態が上がるのを待ちたい。

 ▼辻麻希の話 後半の200メートルは粘れた。(前半が強い)いつもとは逆。10日はもっといい滑りができると思うので、世界距離別選手権につながるレースにしたい。

 ▼住吉都の話 動きが悪くてタイムも遅かった。課題のスタートは良かったので、10日は残りの400メートルも伸ばしたい。

 ▼加藤条治の話 感触は良かった。34秒台は出ていると思った。35秒5は力を抜いても出るタイム。手応えがあったのに、このタイムは何かおかしい。

 ▼長島圭一郎の話 後半の200メートルで失速している。全力でいったが、技術と気持ちとスタミナがかみ合っていない。

 ▼穂積雅子の話 ラスト1周で大きくラップタイムを落としたのが残念。あと1週間で追い込んで、世界距離別選手権でもっと上位を狙いたい。(共同)

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2012年3月10日のニュース