遼くん連敗…地元紙酷評「期待はずれの若き王者」

[ 2011年11月19日 06:00 ]

3番、パーパットを外し石川はがっくり

プレジデンツ・カップ第2日

(11月18日 オーストラリア ロイヤル・メルボルンGC=6998ヤード、パー71)
 2日目は2人のスコアの良い方を採用するフォアボールで争われ、石川遼(20=パナソニック)はアーニー・エルス(42=南アフリカ)との2日連続のコンビで臨んだが、連敗。強風の悪条件の中、初日と同じ米国のウェブ・シンプソン(26)、バッバ・ワトソン(33)組に、1ホール残して3ダウンで敗れた。この日の対戦成績は3勝3敗で、米国選抜が7-5としてリードを守った。

 石川が依然として低空飛行を続けている。2日目は突風が吹き、グリーンの硬さも増す中、4番では傾斜をうまく使ったアプローチでパーセーブをするなど、2ホールでポイントに貢献した。だが、堅実なシンプソン&ワトソン組に6番で1アップのリードを許すと、そのまま押し切られた。バーディーを一つも奪えなかった石川は「コンディションが難しい中、耐えられたけど、相手が上だった」と語ると、1つ後ろの組の勝利を見届け、チームの応援に回らず練習場へ向かった。

 石川の初日のプレーについて、地元で発行部数1、2を争う「ヘラルド・サン」が18日付で大きく掲載。「期待はずれの若き王者」の見出しのもと、「これだけピンに寄らないショットを繰り返すのは、このレベルではありえない」などと酷評した。記事には石川に対する間違った記述も多いが、本来のショットを見せて汚名を返上するしかない。

 ◆プレジデンツ・カップ試合方法 全てマッチプレーで争われ、第1日は2人で1つのボールを交互に打つフォアサム、第2日は2人のスコアの良い方を採用するフォアボール。第3日の午前にフォアサム、午後にフォアボールを行い、最終日はシングルスで争う。勝ちは1点、引き分けは0・5点で4日間5ラウンドのポイントを合計する。

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