カーワンHC決断!先発10入れ替えNZ戦へ

[ 2011年9月15日 06:00 ]

ラグビーW杯

 日本代表は14日、ニュージーランド北島のガルフハーバーからハミルトンに移動し、第2戦ニュージーランド戦(16日)のメンバーを発表した。ニュージーランド戦から中4日で臨む第3戦のトンガ戦(21日)に必勝を期すため、初戦のフランス戦から先発メンバー10人を入れ替えた。また1次リーグ3試合が各地で行われ、トンガはカナダに20―25と逆転負けし2連敗となった。

 開幕前に「毎試合ベストな布陣を組む」と意気込んでいたジョン・カーワン・ヘッドコーチが方針を変えた。初戦フランス戦から先発10人を入れ替え、外国出身者は昨年のW杯アジア最終予選以降では最少となる2人。カーワンHCは「ベストな布陣」と強調したが、明らかに1・5軍だった。

 指揮官の目標は「最低2勝」。初戦を落とし、世界1位のニュージーランド(NZ)戦は分が悪い。第3戦トンガ戦と最終戦カナダ戦で勝ちを狙うのが現実的だ。ただ、NZ戦からトンガ戦は中4日で長距離移動も伴う。対するトンガは中6日で移動もない。そのハンデを補うためNZ戦で、フッカー堀江、SOアレジらを温存し、休養させることを決断したのだ。

 選手たちはトンガ戦を前に現地のパワースポットで人気の巨木「タネ・マフタ(森の神)」を訪れる。「ニュージーランド戦で80分間チャレンジしたい」とフランカー菊谷主将。神様にそっぽを向かれないためにも、世界ランク1位と接戦を演じたいところだ。

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2011年9月15日のニュース