松岡修造らに並んだ…四日市工・後藤3冠!

[ 2011年8月17日 06:00 ]

男子シングルスで初優勝し、ガッツポーズする四日市工・後藤翔太郎

全国高校総体第20日

(8月16日 青森県内)
 テニスの男子シングルスは昨年準優勝の後藤翔太郎(三重・四日市工)が決勝で弓立祐生(愛媛・新田)を下し、初優勝した。後藤は中島佑介と組んだダブルスも制し、団体と合わせて3冠を達成した。女子のシングルスは吉冨愛子(愛知・椙山女学園)が初制覇。同ダブルスは伊藤夕季、梶谷桜舞(東京・富士見丘)組が優勝した。

 <男子>三重・四日市工の2年生エース後藤はシングルス、ダブルスの両決勝を制し、団体を含めて3冠を達成した。84年の松岡修造、94年の鈴木貴男らと並ぶ快挙にも「まだ実感はない」。左利きでフォアの強打が持ち味。シングルス決勝は春から重点的に磨いたサーブで相手を崩し、ラリーはフォアで押し切った。続くダブルス決勝は第1セット開始直後に大雨となり、1時間半も中断したが、集中力を切らさず逆転勝ち。次戦は初めて出場する全米オープン・ジュニア予選。「フォアで勝負すれば本戦も見えてくると思う」と自慢の武器で世界に挑む。

 <女子>最後は残る力を振り絞ってフォアのクロスを決めた。女子シングルスを制した吉冨は「自分から主導権を握るプレーができた」と自賛する積極的なプレーで、初の全国タイトルを手に入れた。前日は単複3試合で合計10時間もプレーし、試合が終わったのは夜の9時半。「足は重かったけど、最後の1試合と思って集中した」と決勝を振り返り、ガッツポーズも飛び出した。

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