被災小学生に逆に励まされた…太田「ちょっと泣きそう」

[ 2011年8月2日 17:46 ]

被災した茨城県北部の小学生たちと記念写真に納まる太田雄貴選手(後列中央)

 大手菓子メーカー、森永製菓が2日、東日本大震災で被災した茨城県北部の小学生36人を横浜市の同社工場に招待し、フェンシングの北京五輪銀メダリストで社員として子どもたちを迎えた太田雄貴は「僕が彼らを元気にしなきゃいけないのに『頑張ってね』と言われてちょっと泣きそうになった」と話した。

 工場見学では制服姿でチョコレート菓子を手渡した太田は、サインにも気軽に応じるなどして交流した。帰り際には子どもたちに来年のロンドン五輪での金メダルを約束する場面もあり「(五輪で)最高の結果になることを誰よりも自分が願っている。メダルを持って東北に行きたい」と活躍を誓った。

 ひたちなか市の小学4年生、松田有輝也君は「工場でいろいろ見られて楽しかった。太田選手は格好良かった。頑張ってほしい」と楽しんだ様子だった。

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2011年8月2日のニュース