魁皇、千代の富士超え!単独史上最多1046勝

[ 2011年7月14日 17:47 ]

旭天鵬を寄り切りで破り、単独史上1位の通算1046勝を達成した魁皇

 大相撲の東大関魁皇(38)=本名古賀博之、福岡県出身、友綱部屋=が名古屋市中区の愛知県体育館で行われた名古屋場所5日目の14日、旭天鵬を寄り切りで下し、千代の富士(元横綱、現九重親方)を超えて単独史上最多となる通算1046勝をマークした。

 魁皇は初日から3連敗した後、4日目の豊ノ島戦で千代の富士が1991年夏場所に達成した史上1位の通算1045勝に並んだ。この日は館内が「魁皇コール」で沸く中、左四つで右上手を引く得意の形から力強い寄りで決め、2連勝で新記録を打ち立てた。

 幕内屈指の人気力士で千秋楽の24日に39歳となる関取最年長の魁皇は、度重なるけがに苦しみながらも今場所が千代大海(現佐ノ山親方)と並ぶ史上最多の大関在位65場所目。幕内の在位場所数(107場所)、出場回数(1439回)、勝利数(878勝)でも史上1位となっている。

 ▼魁皇の話 稽古場と同じ感じで相撲が取れた。どんな思いかと言われても、場所は序盤戦で黒星が先行している。自分の中では場所に集中していきたいと思っている。気持ちを切らさないためにも気を引き締めていきたい。

 ▼魁皇の師匠、友綱親方(元関脇魁輝)の話 (観戦しながら)何かしら妙にドキドキした。やっぱり寄っていかないとね。昨日(4日目)の一番で気分的に違うんじゃないの。まだ場所の前半だし、これでいいというわけにはならない。

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2011年7月14日のニュース