トーレスが決勝ゴール！カナックスが先勝

ゴールを挙げて喜ぶカナックスの選手たち

ＮＨＬスタンレー杯決勝 カナックス１―０ブルーインズ

（6月1日 バンクーバー）
　ＮＨＬスタンレー杯決勝が１日にカナダ・バンクーバーで開幕。カナックスのラッフィ・トーレス（２９）が第３Ｐ残り１８・５秒に起死回生の決勝ゴールをマークし、地元での初戦でブルーインズを１―０で下した。バンクーバー五輪で金メダルを獲得したカナダ代表のＧＫロベルト・ルオンゴ（３２）は３６セーブで今プレーオフ３度目の完封。ブ軍は再三チャンスをつかみながら決め手を欠き、ルオンゴの堅守を崩せなかった。

　カナックス・ハンセンの絶妙のアシストをゴールにつなげたトーレスは両手を突き上げて歓喜。ブ軍ＧＫトーマスの連続無失点記録を１２９分で阻止したヒーローは「彼（ハンセン）のいいプレー。自分は幸運だっただけ」とチームメートから手荒い祝福を受けた。地元バンクーバーは１０年冬季五輪の開催地。カナダではそれ以前に２度（モントリオール＆カルガリー）冬季五輪が開催されているが、いずれも翌年のスタンレー杯決勝で開催地のチーム（７７年＝カナディアンズ、８９年＝フレームズ）が優勝。縁起のいいデータがカナックスを後押ししている。