同学年の石川VS松山 終盤はマッチプレーの様相

[ 2010年10月14日 19:26 ]

第1日、ともに3アンダーでホールアウトし、握手する4位の石川遼(左)とアマチュアの松山英樹

 【日本オープン第1日】日本一を決める大舞台で、19歳の石川と、18歳のアマチュア松山が熱戦を繰り広げた。石川が「本当にすごい。一打一打に集中して、自然体でプレーしていた」とたたえれば、松山も「飛距離はかなわない。勉強になった」と、脱帽する好ラウンドだった。

 若き賞金王と、10日にアジア・アマチュア選手権を制し、来年のマスターズ・トーナメント出場を決めた新鋭。同学年2人が同組とあって、多くの観客がプレーを見守った。
 石川が狭いフェアウエーを果敢に攻めれば、松山も、正確なアプローチショットで食らい付く。終盤はマッチプレーの様相も。
 15番(パー4)でともにバーディーを奪うと、16番(パー3)では松山が4番アイアンを振り抜き、あと一歩でホールインワンという絶妙なショットを見せた。賞金ランキングトップの石川に「アマチュアらしいプレーはなかった」と言わしめるほど、松山は堂々たるプレーぶりだった。
 中学時代から試合で顔を合わせてきた2人。ラウンド中は「遼」「英樹」と互いに名前で呼び合う。17番でバーディーパットを沈め力強く拳を握った石川とは対照的に、松山は淡々と好スコアを刻んだ。
 どちらが優勝しても、大会の史上最年少王者となる。若き2人の対決から目が離せない。

続きを表示

2010年10月14日のニュース