桃子6位!今季初の1ケタ発進

[ 2010年7月3日 06:00 ]

 USLPGAツアーのジェイミー・ファー・オーエンス・コーニング・クラシック第1日は1日、米オハイオ州シルバニア ハイランド・メドウズGC(6428ヤード、パー71)で行われ、上田桃子(24=ソニー)が6バーディー、2ボギーの4アンダー、67で回って6位と、今季初の初日1ケタ発進。来季のシード権獲得に向け好スタートを切った。宮里美香(20=フリー)は7番でトリプルボギーを叩くなど3オーバーの108位と出遅れ。7アンダーで回った崔羅蓮=チェ・ナヨン=(22=韓国)が単独首位に立った。

 笑顔の多い一日だった。上田が3アンダーの目標をクリアする67。今季初の1ケタ発進となる6位に「リーダーズボードに名前が載るとは。張り詰めた気持ちでやってもスコアが出ないのに、こんな楽な気持ちでもスコアが出るって不思議」と自然とほおが緩んだ。

 痛めている右ひざをかばい、力みが出た前週の全米女子プロは涙の予選落ち。だが、大会前に合流した母・八重子さんの「焦らないでいいよ」という一言で心が軽くなった。この日は飛距離より方向性を重視し、「いつもが8割なら6割ぐらいの力」でフェアウエーキープ率、パーオン率ともに7割超え。初日の最難関ホールだった1番パー4、フェアウエーからの第2打を1・5メートルにつけて勢いづいた。

 6位だった開幕戦以降はトップ10から遠ざかっているが、今大会で12位以内に入れば昨季の賞金シードライン(80位、11万8302ドル)をクリアする。来季の“職場確保”に一歩前進も「あすも無欲というか、意気込み過ぎずにいきたい」。持ち前の闘志を封印し、新境地を強調した。

 ≪美香 痛恨のトリプルボギー≫前週の全米女子プロで13位に入った宮里美は、わずか1ホールで崩れた。7番パー5でティーショットをロープ外の左ラフへ打ち込むと「アングルが悪かったから」と隣の17番フェアウエーを狙った第2打もフックがかかって17番の左ラフへ。7オン1パットのトリプルボギーを叩き、「(第2打を)右に出せばよかった…」とガックリ。ホールアウト後は今季初帯同となったマーシャル・コーチとショットの調整に時間を割いた。

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2010年7月3日のニュース