稀勢の里金星!白鵬を19連勝で止める

[ 2008年9月18日 19:33 ]

稀勢の里に敗れ、顔をしかめる白鵬

 大相撲秋場所5日目は18日、両国国技館で行われ、横綱白鵬が稀勢の里に押し出されて初黒星を喫し、連勝は19で止まった。稀勢の里は2個目の金星。全勝は平幕の豪栄道1人となり、5日目で平幕が単独トップに立つのは昨年初場所の玉春日以来。

 横綱朝青龍は旭天鵬を寄り切り、1敗を守った。大関陣は琴欧洲が小結朝赤龍を押し出し、連敗を3で止めて2勝目を挙げた。琴光喜は小結把瑠都を寄り切り、千代大海は琴奨菊を送り出してともに4勝目。魁皇は関脇豊ノ島に送り出しで敗れて3敗目を喫した。
 豪栄道を追う1敗は白鵬、朝青龍、琴光喜、千代大海、関脇安馬ら10人。

 ≪4連敗から殊勲の星≫4連敗と元気がなかった稀勢の里が、うれしい初白星を挙げた。
 白鵬には大関時代に3勝しているが、横綱昇進後に倒すのは初めて。「とりあえず1勝できたことにホッとしている。きのうもいい感じで、そんなに悪い相撲じゃなかった。何とかなると思った」と冷静に話した。
 今場所は4場所ぶりの平幕で出直し。大関候補と期待されながら伸び悩む22歳は「流れが悪いから、あすが勝負ですね」と喜びに浸ることはなかった。

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2008年9月18日のニュース