立民・泉健太前代表 高市首相発言は“野党が悪い”に反論「高市総理が不用意に…これは否めない」
Photo By スポニチ
立憲民主党前代表で衆院議員の泉健太氏(51)が17日までに自身のX(旧ツイッター)を更新し、台湾有事を巡る高市早苗首相の答弁が一部で「野党のせい」と喧伝されていることに反論した。
高市首相が7日の衆院予算委員会で「台湾有事は存立危機事態になり得る」と答弁したことに対し、中国の薛剣・駐大阪総領事がXに「汚い首は斬ってやる」などと投稿。その後、日中で非難の応酬となり、14日には中国外務省が対抗措置として国民に日本訪問を当面控えるよう注意喚起した。
高市首相の答弁を引き出したのは、立民・岡田克也元外相の“台湾有事の際はどういう場合に集団的自衛権を行使できる存立危機事態になるのか”という質問だった。このため、一部で岡田氏を非難する声も出ているが、泉氏は「冷静に語りたい。総理支援者からは『野党のせいだ』という声もある。しかし歴代総理が踏み込まなかった言動を、高市総理が不用意に行い、混乱を招いた。これは否めない」とあくまで首相が招いた事態と指摘。
そして「外交には常に『互いに越えてはならぬよう配慮してきた一線』が存在する。今回の存立危機事態発言では、高市総理が意図的に過去を踏み越えるつもりがないのであれば、やはり『曖昧(戦略的曖昧さ)を貫く』のが正答だった。これは質疑者が岡田元外相であろうが誰であろうが関係なく、総理が死守する答弁ラインの話」と説明し、「『言わせた質問者側が悪い』との主張は、さすがに支持者もすべきでない。それでは『野党の忖度で成り立つ政権』との汚名を自ら着るようなものだ」と自身の考えをつづった。
「岡田元外相の質問は、総裁選時の発言を問うたのだから、高市総理としてはむしろこの機会を、歴代総理と答弁ラインを揃える絶好のチャンスとすべきであった。総理はここを逃してしまった」とも指摘。
日中関係は緊張感を増しているが、「ここで政権に伝えることといえば、何とか過去の政府答弁に学び、苦しいが忍耐をもって対応すべきだ」と対応策を記した。
そしてバイデン前大統領が2022年の来日中、台湾有事の場合に米国が軍事的に関与するかを問われ「YES」と答えたことに触れ、「この時、米国当局は必死に打ち消した。同様に、政府と党は総力を挙げて総理をサポートし、事態の収束を図る局面だ。『本人の発言なのだから』と決して総理一人に任せてはならない」と政府と自民党の対応にも言及した。












