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海外で財政支援連発の岸田首相 ネット上に新たなあだ名?「ばらまきボンビーにしか見えない」

[ 2023年12月2日 19:49 ]

 中東訪問中の岸田文雄首相(66)が1日夜(日本時間2日未明)、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイでエジプトのシシ大統領と会食しながら会談した。

 イスラエルとイスラム組織ハマスの武力衝突で観光業に大きな影響が出ているエジプトに、岸田首相は最大で約2・3億ドル(約338億円)を支援する考えを伝えた。

 外相経験もあり、たびたび海外を訪れる岸田首相だが、そのたびに各国に多額の財政支援を約束。2月にはフィリピンに年間2000億円超、5月にはガーナで約735億円の支援を申し出た。3月にインドを訪れた際には、グローバルサウスへのインフラ整備のため30年までに官民で約11兆円を投じると発表している。

 国民の平均年収が30年以上もほぼ横ばい状態の中、昨年度の税収は一般会計で71兆1374億円と過去最高を3年連続で更新。そんな中でも海外への財政支援の連発に、SNSには「日本のために税金を使えよ!」「外面だけはええな」「エジプトに340億円寄付。日本国民はひたすら増税」「万博の木製リングの予算と同じぐらい?」「何かリターンがあってお金を渡してるの?」「世界のATMやんけ」「1200兆円の借金国が、何をバラまいている」と、憤りと疑問の声が次々と投稿された。

 各メディアの世論調査で支持率最低を更新している岸田首相は、ネット上などで「増税メガネ」などとやゆされている。1日に発表された「2023ユーキャン新語・流行語大賞」では、30語の候補にも入らなかったが、選考委員で漫画家のやくみつる氏はルッキズムの観点から「忖度をしたのではなくて、気遣いといいますか」などと選外の理由を説明した。

 そんな中で飛び込んだ財政支援のニュースに、ネット上では「ばらまきメガネ」「ばらまきボンビー」といった新たなあだ名も登場した。

 「ばらまきボンビー」とは、人気ゲームソフト「桃太郎電鉄」シリーズで、プレーヤーの鉄道会社社長の資産などを勝手にばらまいてしまう疫病神。ネットには「岸田首相ばら撒きボンビーに見えてきた笑」「岸田文雄ばらまきボンビーで草」「何ら日本に有利な条件を出させていない、ばらまきボンビーにしか思えません」と、あきらめの声が上がっていた。

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