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シドニー五輪開会式は“カラ演奏”だった

[ 2008年8月26日 19:50 ]

 2000年9月のシドニー五輪の開会式で国歌などの“伴奏”をしたシドニー交響楽団が実際には全く演奏しておらず、メルボルン交響楽団による録音テープなどを流していたことが26日までに明らかになった。

 オーストラリアの2大都市、シドニーとメルボルンはライバル関係にあり、メルボルン紙エイジが暴露した。
 同紙などの報道によると、シドニー交響楽団は演奏するふりをしていただけで、実際には両方の交響楽団の録音テープを組み合わせて使用した。どちらの担当部分が多かったかをめぐっては、双方とも口を閉ざしている。
 同国の当時の五輪組織委関係者は「世界中の視線が集まるのだから、失敗しないよう、あらゆる手段を取るのは当然だ」と弁明した。(共同)

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2008年8月26日のニュース