【アンタレスS】ムルソー圧逃V! 5歳世代に砂の新星誕生 坂井「まだ良くなりそう」

[ 2026年4月19日 05:00 ]

逃げ切ってアンタレスSを制したムルソー(撮影・平嶋 理子)
Photo By スポニチ

 ダート9F重賞「第31回アンタレスS」が18日、阪神競馬場で行われ、坂井瑠星(28)騎乗の1番人気ムルソーが後続を寄せ付けず逃げ切りV。2度目の重賞挑戦で初タイトルを手にした。フォーエバーヤングと同じ5歳世代に新星が誕生。2着に7番人気モックモック、3着に14番人気ハグが入り、3連単29万円超えの高配当が飛び出した。

 涼しい顔で逃げ切った。一昨年のユニコーンS(5着)以来、2度目の重賞挑戦でムルソーがタイトル奪取。前走(仁川S2着)に続く2度目のコンビとなった坂井は「前回、乗せていただいて重賞を勝てるレベルの馬だと思ったし、自信を持って乗りました」と力をフルに引き出した。

 スタートを決めて1コーナー過ぎに先頭へ。直後のポジションに付けたハグ、サンデーファンデーにプレッシャーをかけられてもリズムを崩さなかった。3、4コーナーも抜群の手応えで直線に向くと坂井の右ステッキに応え、エンジン全開。最後まで脚色が鈍ることなく、1馬身半差でゴールに飛び込んだ。「比較的、楽に行けて非常にいいリズム。道中の感じから今日は勝てると思いました」と笑みを浮かべた。

 この日は攻め専(調教騎乗がメイン)の岩崎助手が阪神に臨場。「内枠(4番)から、この馬のリズムで(鞍上が)運んでくれた。最後は少しモタれたけど強い内容でしたね」と殊勲の人馬を称えた。24年の年明けにデビューし、芝の新馬戦10着後、2戦目でダートにシフト。そこから10戦7勝と素質が開花して重賞ウイナーの仲間入りを果たし、まだ底を見せていない。坂井は「これくらいの距離で、もまれない形がベスト。現状でもいい馬ですが、まだ良くなりそうな雰囲気があります」と伸びしろを強調すれば岩崎助手も「幼さではない、気持ちの若さがある。(そういう意味で)まだまだ成長してくれると思います」と期待を寄せた。ダート路線で活躍する5歳馬はサウジC連覇を達成したフォーエバーヤング、Jpn12勝ミッキーファイトなどタレントぞろい。層の厚い世代からまた一頭、スター候補生が誕生した。

 ◆ムルソー 父レイデオロ 母ラユロット(母の父エンパイアメーカー)21年3月5日生まれ 牡5歳 栗東・池江厩舎所属 馬主・長谷川祐司氏 生産者・北海道浦河町の辻牧場 戦績11戦7勝(重賞初勝利) 総獲得賞金1億4771万8000円 馬名の由来はフランスの地名。

この記事のフォト

「2026 皐月賞」特集記事

「アンタレスS」特集記事

ギャンブルの2026年4月19日のニュース