【ボートレースコラム】定松勇樹 フライング持ちに苦しんだ1年 必ずステップボードに

[ 2025年12月3日 04:30 ]

26年に向けてリズムが上向いてきた定松
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 12月を迎えて25年のビッグレースも残り2つとなった。今年も新たなヒーローが誕生し、話題に欠くことがなかったボート界。一方、昨年の多摩川オールスターで登録番号5000番台初のSG覇者となった定松勇樹(24=佐賀)は、さらなる飛躍を期待されたが苦しい1年を過ごした。

 「今年は“悔しかった”のひと言。もう少しスタートを行けていたら捲れていたというレースが山ほどある。ただ(フライングをして)来年をB2で走ると考えたら行けなかった」

 昨年12月に初のグランプリを経験して臨んだ今年は2月の大村九州地区選で予選を首位通過して優出。続く、からつ周年もベスト6入りとG1戦線で好成績を残した。だが、3月の若松クラシックでフライングを切ると5月にも津でF。60日休みを抱えた状態で25年後期(5~10月)を過ごした。

 「今年もグランプリ出場を(目標に)掲げていた。その中で地区選では予選トップでも準優で逃げられず、4月の宮島周年も準優1号艇で負けた。結果を出さないと、という焦りがあった」。9月の芦屋一般戦は優勝戦1号艇ながら立ち遅れて敗戦するなど、重い足かせは大きな影響を及ぼした。それでも「いつかは(立て続けにFを)していたかもしれないので早いうちに経験できたと思ってプラスに考えたい」と前を向く。

 10月の津ダービーで末永和也が5000番台で2人目となるSG制覇を達成。「うまいですし(末永が)いなかったら(自分は)ここまでなれていたか分からない。刺激しかない」。同支部の先輩に触発される形で自身も10月末のとこなめ一般戦で今年初V。F持ちが解消された11月からは浜名湖、戸田のG1で続けて予選突破とリズムも上昇してきた。年内残り3節はもちろん、26年も苦い経験を糧に一回り大きくなった姿を見せてくれるだろう。(中尾 彰宏)

 ◇中尾 彰宏(なかお・あきひろ)1990年(平2)11月25日生まれ、埼玉県出身の35歳。今年は福岡チャレンジカップ以外のビッグレースを現地で取材。12月も住之江と大村で熱い2週間を過ごす予定。

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