【ボートレースコラム】住之江の“乗りづらい問題”が真の実力をあぶり出す?

[ 2025年11月4日 04:30 ]

ボートレース住之江
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 グランプリ開催を42日後に控えた住之江で、ある“問題”が起きている。某選手が「異常に乗りにくい。予知できないほどの失速…。早期改善を」と、SNSで警鐘を鳴らしたことでも広まった“水面問題”だ。

 河川を使用している江戸川を除けば、ダントツで乗りづらいとされる住之江。特に2マークは進入時の“返し波”が残ることから地元勢でも「全く乗れない」とこぼす者が多い。

 問題は夏以降、それに近いことが1マークでも頻繁に起きていることだ。最も印象的だったのが10月10日の10R。A1級で人気一本かぶりの赤坂俊輔がインから伸ばして圧勝だと思われた瞬間、大きく振り込んで3連単12万シュウの大波乱。正式発表も「無風」だから風の影響ではない。

 “正解”に一番近いのは前節(10月24~29日のスポニチ杯住之江選手権)の覇者ではないかと小野達哉に電話取材した。「残念ながら最後まで正解が出ないままでした。普通、足が来ている時は乗り味も来るんですけどね。お盆より乗りにくかったです。乗りやすいと言ってたのは極端に回転を上げていた豊田健士郎君だけ。その分、直線は下がっていましたけどね」。取材途中である仮説を思いついた。梅雨後に水位が上がっているのではと。「それは感じなかったです」と小野。水を抜いただけで改善できると考えたのが浅はかだった。

 正解を求めて他の地元A1にも聞いた。「確かに今年は乗りづらいとみんな言っていますね。捲りにいったら波があって流されたり。波が残らないよう試運転時間を短くしているんですけどね。原因がわからないままです」。考えられる対策は施しているが、正解にはたどり着いていないというのが現状のようだ。

 このままではGPが心配…記者席ではそんな声がほとんどだが、私は逆に楽しみにしている。悪条件だからこそ、真の技量(レバー&ハンドル操作、整備&調整力)、度胸(精神力)があぶり出される。走る選手は大変でしょうが…。(森本 浩司)

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