【気になるボートレーサー「ピットUP」】金子龍斗 思い切りの良さが売りのMr.ポジティブ

[ 2025年10月25日 04:30 ]

飛躍を誓う金子龍斗
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 16日に閉幕したまるがめルーキーシリーズでは節間計18本の3連単万舟券が乱舞した。ダッシュ専門で奮戦する金子龍斗(21=兵庫)も1着2本、2着1本と健闘し、2連対を決めた3回は全て万舟券に絡み、穴男ぶりを発揮した。これが初の予選突破につながり、自信を深めた実りある秋、稼ぎが増した充実の期末となった。

 「これまでシゴロ(4、5、6枠)でやってきて、1マークの判断は自分なりにいいと思っているけど、着を守れないこともありました。スタートはそんなに早い方ではないので、捲りよりも捲り差しに構えることが多いですね」

 デビューして丸2年が経過。今期を最後に月またぎ開催となる次節のびわこか、新期一発目の江戸川でスローも解禁する予定だ。それだけにダッシュ専門で修業した最後のシリーズで「滑り込み」で初の準優を経験できたことは精神面で大きかった。

 父は引退した金子龍介さんとあって「同期や先輩からはキンリュウと呼ばれることが多いですね」と愛称の響きも心地よい。来期適用勝率は3.82とまだまだだが、レース内容を見る限り、伸びしろはたっぷりある。「スローに入ることは楽しみですけど、スタートをつかめてないので怖い面もあります」。未知の領域=スロー水域に足を踏み入れれば、勝率を一気に飛躍させるだけのポテンシャルを秘めている。

 まるがめで勝ち取った2勝の内容は6コースからの鋭い捲り差しと、4コースからの鮮やかな強ツケマイ。とても3点レーサーの握りっぷりとは思えぬ、思い切りの良さを感じさせたハンドルワークだった。

 「まずはA級に上がって常にA1でいられる選手になりたい。記念にも行って、師匠の高野(哲史)さんに勝ちたいですね」

 自身の性格は「ポジティブ」。長所を聞くと「楽観的なところ」と笑う姿はどこか父に通じる部分もある。得意の捲り差しを武器に飛躍を期す新たなステージが始まる。兵庫支部売り出し中の新鋭に注目しよう。

 ◇金子 龍斗(かねこ・りゅうと)2003年(平15)12月11日生まれ、兵庫県出身の21歳。兵庫支部133期生として、23年11月尼崎で初出走。24年4月の住之江で初1着を飾った。同期は安河内鈴之介、出畑孝成ら。1メートル64。血液型AB。

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